絵画ミステリー
読書日記、高樹のぶ子さん「マルセル」。
以下、あらすじです。
予想できない方法でわたしは姿を現し、生き返る。遺された取材ノートから知った、ロートレックの名画『マルセル』盗難事件。1968年、嵐吹き荒れた時代の不可解な事件を、父はなぜ追い続けたのか。謎に導かれるまま、新聞記者・千晶は、東京から神戸、京都、パリへ…。実在の未解決事件をテーマに恋愛小説の名手が贈る芳醇な「絵画」ミステリ。
なかなかの長編大作ですが、あらすじが面白い!
心を寄せる男性と謎解きの「冒険」をするという
設定も良かったです。
また「なぜ絵画において、忠実な模倣は贋作として
排斥されるのか。」と、
絵画芸術のあり方ついても言及されており、
深みのある作品だな〜と思いました。
「ダヴィンチコード」のようなミステリー映画を
彷彿とさせます。