2019-03-06 介護と尊厳死 羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」。 「じいちゃんなんて早う死んだらよか」。 ぼやく祖父の願いをかなえようと、 孫の健斗はある計画を思いつく。 自らの肉体を筋トレで鍛え上げ、 転職のため面接に臨む日々。 人生を再構築中の青年は、 祖父との共生を通して次第に変化してゆく―。 瑞々しさと可笑しみ漂う筆致で、 老人の狡猾さも描き切った、第153回芥川賞受賞作。 芥川賞受賞作ということで以前から興味があり、 読んでみました。 予想より軽い筆致で読みやすかったです。 自分が介護に直面したときに、 もう一度読み返したいと思いました。